knack(なっく)です。
「専務ってバラを愛していないですよね?」
これはナカイローズファームの食用バラ教育プログラムのメンバーさんや取引業者さんからよく言われるセリフです。
確かに僕のバラの扱いかたなどを見たらそう感じるかもしれません。
この質問は事実なので否定も言い訳もしません。
別に好きでも嫌いでもない。
でも自分の目の前にバラが植えてあれば面倒は見るかなぁ、程度です。
ロザリアンの方々からすると
「バラの会社の役員がそんなことではけしからん!」となりますが、
そのあとに必ず付け加えるセリフがあります。
「確かにバラのことは愛していませんが、食用バラの事業性・ビジネスとしての可能性については日本一惚れ込んでいる自信があります」
それはそうと
「好きを仕事にする」って響きが良いですよね。
確かに僕も30代後半の頃、
輸入車が好き過ぎて、たくさんの輸入車に乗りたくて
「どうやったらたくさんの輸入車に安く乗れるだろう?」と真剣に考えて出た答えが
「車屋になること」でした。
でも車が好きなことと車を”生業”とすることでは視点や角度がまるで違います。
ただ単に好きなだけなら
コストも時間も考えず車に没頭できる。
でもそれで利益を上げて生活していくとなれば
効率も考えなければいけません。
抜ける(割愛できる)ところはとことん抜く。
手抜きとは違いますよ(笑)
ナカイローズファームでは食用バラ農家を育成する事業(食用バラ教育プログラム)を柱にしているのですが、
やはり引き合いをいただく大半のかたは【園芸】としてバラ栽培を経験されています。
この【園芸】としての経験が実は
農”業”にシフトするときの大きなメンタルブロックになってしまうケースが多々あります。
「自分はこうだったのに」
「こんな雑なやり方で心配」
などなど。。。
とかく日本人は
(バラに限らず)生き物に対して過保護になりがちです。
僕のわんこみたいに(笑)
「健康でいて欲しい」とか「可愛くなるなら」など
思いを実現するためなら完全に効率度外視になります^^;
これだと”業”としては成り立たない訳です。
なので僕はペットシッターなどにはなれないと思います(笑)
でも
好きなことを”業”とするには
好きだからこそ情熱が冷めない(長続きする)というメリットもあるんですね。
僕が車屋を今でも続けていられるのはこのモチベーションです。
毎晩、業者オークションの出品車両を見ているだけで幸せなんですww
だから僕は「好きなことを仕事にする」を否定はしません。
ただ
”業”とするからにはいったん視点をリセットする必要があるでしょう。
「好きなことを仕事にする」のメリット・デメリットを下記にまとめてみます。
個人的には
そんな安全パイを踏んでいるうちは
成長なんてしないよと思っていますが、
そういう考え方自体がおそらく時代錯誤なのだと思います。
あなたの考えもお聞かせください。